引越しから数ヶ月後、確定申告などでマイナンバーカードを使おうとしたら、「電子証明書が無効です」と表示された……。
これは、引越しで住所が変わると、カードの中の「署名用電子証明書」が無効になるためです。

マイナンバーカードの住所変更は、転入届・転居届と同じ日に済ませておくのがいちばん確実です。

この記事のまとめ
  • カードの住所変更は、住所が変わってから14日以内に市区町村の窓口で
  • 新しい住所は、カードの裏面の追記欄に書き込まれる
  • 住所が変わると署名用電子証明書は無効になる。発行し直すのは窓口だけ
  • オンラインで転出届を出した人は、転入届が遅れるとカードが失効することがある

マイナンバーカードの住所変更は14日以内

カードに書かれた住所などが変わったときは、14日以内に市区町村に届け出て、カードの記載を変更する必要があります(地方公共団体情報システム機構)。

ふつうは、引越し先の市区町村で転入届(同じ市区町村の中なら転居届)を出すときに、同じ窓口でカードの住所変更もします。転入届の期限も住み始めてから14日以内なので、同じ日にまとめて済ませましょう。

新しい住所は、カードの裏面にある追記欄に書き込まれます(総務省)。カードを作り直すわけではありません。

家族全員分のカードを持っていく

住所変更は、カードを持っている家族一人ひとりに必要です。窓口に行くときは、家族全員分のマイナンバーカードを持っていきましょう。

暗証番号を確認しておく

マイナンバーカードには、用途によって次の暗証番号があります(総務省)。

暗証番号桁数
住民基本台帳用・利用者証明用電子証明書など4桁の数字
署名用電子証明書6〜16桁の英数字

住所変更や電子証明書の手続きで入力を求められることがあるので、窓口に行く前に確認しておきましょう。

住所が変わると「署名用電子証明書」は無効になる

マイナンバーカードには、2種類の電子証明書が入っています。

電子証明書主な使い道住所が変わると
署名用電子証明書e-Taxなどで書類を出すとき無効になる
利用者証明用電子証明書マイナポータルへのログインなど―

署名用電子証明書には、氏名・住所・生年月日・性別が記録されています。そのため、住所が変わると無効になります(総務省)。

署名用電子証明書を発行し直す手続きは、オンラインではできません。住民登録のある市区町村の窓口で行います(地方公共団体情報システム機構)。
確定申告などで使う予定がある人は、住所変更と同じ日に、窓口で発行し直してもらうと、もう一度行く手間がかかりません。

オンラインで転出届を出した人の注意点

マイナンバーカードがあれば、マイナポータルからオンラインで転出届を出せます。ただし、いくつか注意点があります。

  • 転出届が受理されると、転出予定日に署名用電子証明書が無効になります(デジタル庁)
  • 転入届はオンラインでは出せません。引越し先の窓口で、マイナンバーカードを見せて手続きします
  • 同じ世帯の家族の分は、まとめてオンラインで転出届を出せます
転入届が遅れるとカードが失効することも

横浜市の案内では、オンラインで転出届を出した場合、引越しをした日から14日以内(かつ転出予定日から30日以内)に引越し先で転入届を出さないと、マイナンバーカードが失効するとしています。引越したら、なるべく早く転入届を出しましょう。

オンラインの転出届の出し方は、転出届はいつから出せる?でくわしく説明しています。

まとめ

  • マイナンバーカードの住所変更は、住所が変わってから14日以内。転入届と同じ日にまとめて
  • 署名用電子証明書は住所変更で無効になる。必要なら同じ日に窓口で発行し直す
  • オンラインで転出届を出した人は、引越し後すぐに転入届を出す

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参考:地方公共団体情報システム機構「マイナンバーカード総合サイト(記載事項の変更)」/地方公共団体情報システム機構(電子証明書の再発行)/総務省「マイナンバーカード」/総務省(電子証明書について)/デジタル庁「引越し手続オンラインサービス よくある質問」/横浜市「オンラインによる転出届」