引越しの前日。荷造りはほとんど終わったのに、古いソファや本棚が部屋に残ったまま……。
粗大ごみの収集は予約制で、申し込んでも収集日が数週間先になることがあります。気づいたときには、引越しに間に合わないこともあります。

不用品の処分は、引越しの2〜3週間前には始めておくと安心です。

この記事のまとめ
  • 不用品の処分は、引越しの2〜3週間前から始める
  • 処分の方法は「粗大ごみ」「家電リサイクル」「売る」「回収業者に頼む」の4つ
  • エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、家電リサイクル法のルールで処分する
  • 回収業者に頼むなら、市区町村の許可を持つ業者を選ぶ

処分の方法は4つ

方法向いているもの注意すること
自治体の粗大ごみ家具・自転車など予約制で、収集日が先になることがある
家電リサイクルエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機リサイクル料金と収集運搬料金がかかる
売る(リサイクルショップ・フリマ)まだ使える家具・家電売れるまで時間がかかることがある
回収業者に頼む量が多い、日にちが迫っている許可のある業者を選ぶ

量が少なく、日にちに余裕があるなら、自治体の粗大ごみがいちばん手軽です。
量が多いときや、引越しまで日がないときは、回収業者に頼む方法も考えましょう。

自治体の粗大ごみに出す

家具や自転車などの大きなごみは、住んでいる市区町村の粗大ごみとして出せます。
多くの自治体では、電話やWebで予約し、手数料分の券を買って貼り、決められた日に出す流れです。

引越しの直前は申込みが混みやすいので、収集日から逆算して早めに予約しましょう。手数料や出し方は自治体ごとに違うので、市区町村のページで確認してください。

エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は「家電リサイクル」

次の4つは、家電リサイクル法の対象です(環境省)。

  • 家庭用エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

これらを処分するときは、リサイクル料金と収集運搬料金を払います。処分の方法は、次のどちらかです。

  • 家電を買った店や、買い替えで新しい家電を買う店に引き取ってもらう
  • 市区町村が案内する方法で処分する

どうすればいいかわからないときは、市区町村のごみ・リサイクルの窓口に問い合わせましょう。

新居で買い替えるなら

引越しを機に冷蔵庫や洗濯機を買い替えるなら、新しい家電を買う店に、古い家電の引取りも頼むとスムーズです。引取りは購入のときに頼んでおく必要があります。

パソコンは「メーカー回収」

パソコンは、メーカーに申し込んで回収してもらうのが基本です(パソコン3R推進協会)。「PCリサイクルマーク」がついた家庭用のパソコンは、無料で回収してもらえます。
粗大ごみとして集めていない市区町村も多いので、注意してください。処分する前に、データは自分で消しておきましょう。

まだ使えるものは売る

まだ使える家具や家電は、リサイクルショップやフリマアプリで売る方法もあります。処分の費用がかからないうえに、少しお金になることもあります。
ただし、売れるまでに時間がかかることがあるので、日にちに余裕があるときに向いている方法です。

回収業者に頼むときは「許可」を確認

量が多いとき、引越しまで日がないとき、家まで取りに来てほしいときは、不用品回収業者に頼む方法があります。まとめて運び出してもらえるので、自分で何度も粗大ごみを出す手間が減ります。

無許可の業者に注意

家庭のごみを回収するには、廃棄物処理法にもとづく「一般廃棄物収集運搬業の許可」か「市区町村の委託」が必要です(環境省)。「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」だけでは、家庭のごみは回収できません。
無許可の業者に頼むと、不法投棄や、高い処理料金を請求されるトラブルにつながることがあります。町を大音量で回るトラック、チラシ、ネット広告などで回収をうたう業者には注意しましょう。

業者を選ぶときは、次の点を確認しておくと安心です。

  • 市区町村の許可や委託を受けているか
  • 見積もりの金額に、何が含まれているか(運び出し・運搬・処分の費用)
  • 追加料金がかかるのは、どんなときか

見積もりを比べて選ぶ

回収の料金は、品物の量や運び出しの手間、業者によって変わります。何社かの見積もりを比べると、料金や対応の違いがわかります。

一括見積もりサービスを使うと、1回の申込みで複数の業者に見積もりを頼めます。申し込むと、業者から電話で連絡があり、品物の種類や量、回収の日程などを聞かれます。電話では、許可の有無や追加料金のことも確認しておきましょう。内容と料金に納得できた業者に依頼します。
記事の最後で、不用品回収の一括見積もりサービスを紹介しています。

まとめ

  • 不用品の処分は、引越しの2〜3週間前から始める
  • エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は、家電リサイクル法のルールで処分する
  • 回収業者に頼むなら、市区町村の許可を持つ業者を選び、見積もりを比べる

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参考:環境省「家電リサイクル法の概要」/環境省「家電4品目の正しい処分」/環境省「違法な不用品回収業者に関するQ&A」/パソコン3R推進協会