引越しが決まったら、まずは新しい部屋探しです。
でも、早く決めすぎると今の部屋と家賃を二重に払うことになり、遅すぎると引越しの日までに入居できません。
部屋探しは、今の部屋の解約連絡の期限から逆算して始めるのがコツです。
- 部屋探しは、引越しの1〜2ヶ月前に始めるのが目安
- 契約の前には、宅地建物取引士から重要事項の説明を受ける(オンラインでも可)
- 仲介手数料には国が決めた上限がある
- 相場よりとても安い物件は「おとり広告」のこともあるので注意
部屋探しはいつから始める?
賃貸の解約は、契約書に書かれた期限までに連絡します。1ヶ月前としている契約が多いです(賃貸の解約と退去の立ち会い)。
新しい部屋の契約が始まる日と、今の部屋を出る日がずれると、そのぶん家賃を二重に払うことになります。
新しい部屋が決まってから解約の連絡をすると、ちょうど1ヶ月前くらいになるように、引越しの1〜2ヶ月前に探し始めるのが目安です。
進学や就職、転勤が重なる1〜3月は、部屋を探す人が多い時期です。条件のよい部屋はすぐに決まってしまうこともあるので、この時期に引越すなら早めに動きましょう。
部屋探しから入居までの流れ
- 条件を決める:家賃の上限、エリア、間取り、駅からの距離など
- 物件を探す:賃貸サイトや不動産会社で探す
- 内見する:実際に部屋を見て、日当たりや音、周りの環境を確かめる
- 入居の申込み・審査:申込書を出し、貸主や保証会社の審査を受ける
- 重要事項の説明を受ける:契約の前に、宅地建物取引士から説明を受ける
- 契約・初期費用の支払い
- 鍵を受け取って入居
重要事項の説明はオンラインでも受けられる
契約の前には、宅地建物取引士から、物件や契約条件についての重要事項の説明を受けます。
国土交通省によると、この説明はテレビ会議などを使ったオンライン(IT重説)で受けることもでき、重要事項説明書や契約書を電子書面で受け取ることもできます。遠くへ引越す人は、何度も現地に行かずに済みます。
初期費用の内訳
賃貸の契約では、家賃のほかに次のような費用がかかります。どれがいくらかかるかは物件によって違うので、申込みの前に見積もりを出してもらいましょう。
| 費用 | 内容 |
|---|---|
| 敷金 | 家賃の未払いなどに備えて預けるお金。退去のとき、差し引かれた残りが戻る |
| 礼金 | 貸主へのお礼として払うお金。戻らない |
| 仲介手数料 | 部屋を紹介した不動産会社に払う手数料(上限は下で説明) |
| 前家賃 | 入居する月(または翌月)の家賃を先に払う |
| 保証会社の保証料 | 連帯保証人の代わりに保証会社を使う場合にかかる |
| 火災保険料 | 入居中の火事や水漏れなどに備える保険 |
敷金が退去のときにどう戻ってくるかは、賃貸の解約と退去の立ち会いでくわしく説明しています。
仲介手数料の上限
部屋の紹介(媒介)をした不動産会社が受け取れる仲介手数料には、国が決めた上限があります(国土交通省の告示)。
- 貸主と借主の両方から受け取る合計は、家賃の1ヶ月分×1.1倍(税込)以内
- 住むための部屋の場合、貸主か借主のどちらか一方から受け取れる額は、承諾を得ている場合を除いて、家賃の0.5ヶ月分×1.1倍(税込)以内
住むための部屋で、借主が家賃1ヶ月分の仲介手数料を払うのは、依頼するときに借主が承諾している場合です。見積もりで「仲介手数料 1ヶ月分」と書かれていたら、申込みの前に内容を確認しましょう。
おとり広告に注意
国土交通省は、おとり広告を禁止しています。おとり広告とは、たとえば次のような広告です。
- 実際には貸すつもりのない物件を、相場より安い家賃などで出して客を呼び、別の物件をすすめる
- すでに契約が決まった物件を、広告から消さずに出し続ける
- 家賃や広さ、間取りを書きかえて、実際にはない物件を出す
問い合わせたら「その部屋はもう決まりました」と言われ、別の物件ばかりすすめられるときは注意しましょう。
不動産会社が国や都道府県の免許を持っているかは、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で調べられます。
部屋探しに使えるサービス
賃貸サイトを使うと、エリアや家賃などの条件で、たくさんの物件をまとめて探せます。
東京・神奈川・埼玉・千葉で探すなら、管理会社が直接物件を出しているサイトもあります。
部屋が決まったら
新しい部屋が決まったら、引越しの準備を始めます。
- 今の部屋の解約連絡(契約書の期限まで)
- 引越し業者の見積もり・予約
- ネット回線の申込み(開通まで日数がかかる)
ほかにどんな手続きが必要かは、家族構成や持ち物によって変わります。下の診断を使うと、引越し日を入れるだけで、あなたに必要な手続きを期限つきで一覧にできます。
まとめ
- 部屋探しは、解約連絡の期限から逆算して、引越しの1〜2ヶ月前に始める
- 契約の前に重要事項の説明を受ける。オンラインでも受けられる
- 仲介手数料には上限がある。住むための部屋では、借主の承諾がなければ家賃0.5ヶ月分×1.1倍まで
- 相場よりとても安い物件は、おとり広告に注意
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部屋が決まったら、すぐにやっておきたい手続きです。
- 賃貸の解約と退去の立ち会い:今の部屋の解約連絡は、契約書の期限まで(1ヶ月前が多い)
- 引越し業者の見積もりはいつまでに?:引越し日が決まったら、すぐに見積もりを
- 引越しのネット回線の手続きはいつまで?:開通まで2〜4週間かかるので、部屋が決まったら早めに
- 引越しのやることリスト【時期別】:ほかに何をすればいいか、全体を確認したいときに
参考:国土交通省「<消費者の皆様向け>不動産取引に関するお知らせ」/国土交通省「宅地建物取引業者が宅地又は建物の売買等に関して受けることができる報酬の額」/国土交通省(おとり広告について)/国土交通省「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」